17/04/21
この写真は、クライミング用カラビナ取扱いの典型的な悪い例です。この写真の状態でクライマーが落下すると、オレンジ色のカラビナからロープが外れるか、紫色のカラビナが開放または破損して落下距離が長くなる可能性があるからです。
●レポート:「プロテクションを確認したところ、写真の状態が確認できました。これをセットしたリードクライマーは単に確認不足だったとのことでした。過去のクライミング事故の事例を確認することにより、安全なカラビナセッティングを確認することができます。」
正しい日本語ではあるけ非常にややこしい文ですね。日英の翻訳をしていると簡易な報告書ではよく見られる例です。翻訳よりも読解に時間をかけてしまう場合も多々あります。読解↩
◯レポート:「プロテクションを確認(点検=inspect)したところ、写真の状態が確認(観察=observe)できました。これをセットしたリードクライマーは単に確認(検証=verification)不足だったとのことでした。過去のクライミング事故の事例を確認(分析=analyse)することにより、安全なカラビナセッティングを確認(確実にする=ensure)することができます。」
口語では非常に便利な「確認」、技術分野では明確にしたいものです。
“Kakunin” is a Japanese word often heard in a construction site. The best equivalent word is “Check” but also means “inspect, observe, verify, analyse, ensure and confirm.” It is really convenient, one word for everything, just like a 7-11 store.
The climbing carabiner seen in this picture is a textbook example of a bad setting. If a climber falls on this, this will more likely to be unclipped, and the falling distance will increase. Very dangerous for the leading climber.
If a Japanese climbing team argue about this problematic setting, you will hear “Kakunin” for 10 times for all mean different. When you encounter a Japanese person saying that he will check, ask him what he is really going to do. Watch out for “Kakunin.”